昨日、会社で会議中に泣いてしまった。
特に、怒鳴られたわけではない。
私が任された仕事の報告会だったのだが、
私が作成した成果物が上司の想定していた成果物ではなかった。
クオリティが足りないのではなく、方向性が違った。
だから、「なんでこうなったの?」って聞かれた。
ただそれだけ。
ただそれだけなのだが、うまくできなかった自分が悔しくて泣いた。
会議中、泣いた。
泣いていることをなんとか気づかれないようにしよう、と思ったが、
声は震えるし、鼻水は出るし、会議終わった後鏡見たら目が赤くなっていたし、
確実に気づかれていたと思う。
(みんな大人だからか、私が泣いていることについて、誰も触れてこなかった)
会議が終わった後、席でしばらくグズグズと泣いて、
帰りがけにもうるうるとして、
帰りの電車でも涙目になって・・・
結局家に帰ってからも、仕事がうまくできなかったことや、
泣いたこと自体を思い出して泣いた。
家には私のほかに誰もいないから、泣き叫んだ。
自分に対して、「なんで死なないの?」「早く死んでよ」って、泣き叫んだ。
それでひとしきり泣き叫んだあと、ふと我に返って、そして悟った。
「私は欲深い」
うまくできなくて、悔しくて泣くというのはつまり、
「本当はうまくできるはず」だとか、
「仕事できないと周りに思われたくない」だとか思ってるということだと思った。
だとしたら、そう思ってしまっている私は強欲だ。
この欲を捨てることができたら、
「できない自分」を見ても何とも思わなくなるのかもしれない。
まずは欲を捨てよ。
欲って煩悩の一種だろうか。仏教でも学んでみようか、とふと思った。