最近、「ゆる言語学ラジオ」というのを聞いている。
大学で言語学を専攻した水野さんと言語学素人の堀元さんの二人が、ゆるく楽しく言語にまつわるトークを繰り広げるというコンテンツである。
知り合いにこのコンテンツを教えてもらって以来ドはまりしてしまい、毎日のように見て(聞いて)いる。
この番組のおもしろさの肝は、パーソナリティ二人の軽妙なトークだと思う。
言語学そのものも奥が深くて面白いんだと思う。
だけど、それよりなにより、二人のトークがおもしろい。
ゆる言語学ラジオは、基本的には水野さんが話し手となって言語学ひとつのテーマに関して語り、堀元さんが聞き手として相槌を打ったり質問したりツッコミを入れたりという構成で進んでいく。
水野さんの説明に対して、「それってこういうことですよね?」と例をあげることが多々あるのだが、この例がなかなか芯を食っていて納得感がある。
また、説明の途中でお互いにその話に関連するうんちくを繰り出したりするのだが、二人の知識がとにかく豊富。うんちく素人の私にとっては初めて知る話も多く、おもしろい。
堀元さんは「おもしろ説明おじさん」を自称しているのだけれど、実際おもしろ説明おじさんである。何かをおもしろおかしく説明するのがめちゃめちゃうまい。
ゆる言語学ラジオから派生した「ゆるコンピューター科学ラジオ」で、ネットワークを大泉洋と「水曜どうでしょう」に例えて説明していたのは笑った。
私は常々言葉に詰まりがちだし薄ーい話しかできないので、水野さんと堀元さんのお二人のように気の利いた会話がポンポンとできることは本当にすごいなといつも感嘆している。
私も「それってこういうことですよね」とか言いたい。
で、ゆる言語学ラジオを聞いていて思ったのが、パーソナリティのお二人は本をとにかくたくさん読んでいるということだ。
なるほど、私は本を全然読んでインプットしていないのだから、知識がなくて表面的な話しかできないのは当たり前じゃないか。
「すごいなー」とだけ思っているのではなく、本を読もうかなと思った。